<2021年6月11日更新>
リスティング広告はある程度の知識を持っていれば代理店に頼らなくても広告配信が可能です。
自社運用したほうが余計な手数料等が掛からなくて良いのではないかと考える不動産屋さんも少なくないと思います。
実際に、リスティング広告を自社運用した場合、リスティング広告を代理店に任せて運用した場合のメリット・デメリットを比較していきましょう。
リスティング広告を自社運用するメリット・デメリットを比較
リスティング広告を自社運用するメリット
リスティング広告代理店の手数料がかからない
代理店の利用と比較してリスティング広告の自社運用を考える一番の理由は金額面でしょう。ほとんどのリスティング広告の代理店は広告費の20%を会社の利益として設定しています。
例えば10万円の広告費なら2万円がリスティング広告の代理店の手数料になります。リスティング広告を自社運用すれば、この代理店手数料は掛からずコスト削減できます。
リスティング広告を少ない金額から運用できる
リスティング広告は本来3,000円(税抜)の資金で運用を始めることが可能です。
しかし、リスティング広告の代理店は、最低の運用料金として5~10万円の金額を設定しているケースが大半です。
グロスの広告費が少なすぎると代理店としての利益が上がらなくなるからです。
リスティング広告のノウハウが自社内に蓄積されていく
リスティング広告を自社運用していくと、代理店を使ったときには得られないさまざまな成功事例が社内に蓄積されていきます。
その知見をもとにリスティング広告の配信をしていくことで運用の精度を上げることができます。
長期スパンで見るとリスティング広告の代理店に依頼する場合と比較してメリットが多くなります。
リスティング広告を自社運用するデメリット
リスティング広告の運用担当者が必要になる
リスティング広告は運用型広告と呼ばれていますが、その運用自体には比較的、時間と手間が掛かります。さらに、常に情報や機能がアップデートされるので日々の学習も必要です。本格的にリスティング広告の運用を進めていくとリスティング広告専門の担当者が社内に必要となってくるでしょう。
一方、リスティング広告の運用を代理店に外注すれば、担当者を置く固定の人件費はかからずに済みます。
リスティング広告の勉強を常に続けないといけない
WEBの世界は移り変わりが早く、新しく覚えたことが半年程度で古くなってしまうことも多々あります。他のweb広告と比較して、リスティング広告の運用に関しても同じことが言えます。リスティング広告の代理店を使わずに、そういった変化に対応するために情報集や勉強はし続けないといけません。
リスティング広告のノウハウがないと成果に繋がらない
リスティング広告を出稿すればお客様が来ると思っている方がいますがそれは大間違いです。
どんなキーワードでリスティング広告の入札をしようか。いくらで入札しようか。広告文章はどうしようか。
リスティング広告で成果を上げるには様々な要素が関わってくるため経験とノウハウが必要になります。
リスティング広告の代理店を使うメリット・デメリットを比較
リスティング広告の代理店を使うメリット
リスティング広告を運用する手間が省ける
リスティング広告を代理店に依頼すると初期設定→広告出稿→広告運用といったリスティング広告出稿のための一連の流れをすべて代理店に任せることができます。
リスティング広告の担当者がいなくても、ノウハウが社内になくても、リスティング広告の代理店を利用すればお客様を集めることが可能です。
リスティング広告の認定代理店なら対応が早い
リスティング広告の代理店の中には、GoogleやYahoo!から認定を受けている代理店があります。認定代理店になると、GoogleやYahoo!との連絡が取りやすくなり、リスティング広告出稿までのスピードや審査落ちの対応が早くなります。認定代理店を選択するのはリスティング広告を運用する上で非常に大きなメリットがあります。
リスティング広告の代理店は運用ノウハウ・成功事例を蓄積している
リスティング広告の代理店は、複数の企業のリスティング広告を運用しているため日々の運用の中で成功事例が蓄積されています。それがリスティング広告の代理店の1番の強みでしょう。リスティング広告の代理店を選ぶ際には、その会社にどのようなジャンルで専門性があるのかなども1つの基準にしてもいいでしょう。
リスティング広告の代理店は最新のノウハウを持っている
不動産会社なら不動産の最新情報が入手できるのと同じで、リスティング広告の代理店もリスティング広告の最新の情報を持っています。リスティング広告の新しい広告配信メニューが登場した場合には、代理店がすぐにお知らせをしてくれるはずです。
リスティング広告の代理店を使うデメリット
リスティング広告運用手数料が発生する
自社運用のメリットで取り上げましたが、リスティング広告の代理店に依頼すると運用手数料を支払う必要があります。少しでもリスティング広告の費用を抑えたい不動産屋さんには代理店への手数料はデメリットになるでしょう。
リスティング広告の最低金額が設定されている
ほとんどのリスティング広告の代理店では、5~10万円の最低出稿金額が設定されています。5万円の広告費でも比較的高いと感じる不動産屋さんはいらっしゃいますので、リスティング広告の代理店の設定する金額がネックになり出稿できないケースも出てくると思います。
まとめ
リスティング広告の運用予算が用意できる。または、不動産ポータルサイトの広告費を削って予算を作ることができるのであれば、リスティング広告の運用は代理店に任せてしまうのも考えてみていいでしょう。金銭的な部分以外は、リスティング広告の代理店を使うデメリットはそこまでありません。何より、自分でリスティング広告を運用すると多くの時間と労力が必要になってくるでしょう。それにより本業に支障が出るようになったら本末転倒です。
比較的に金銭に余裕がある、確かな結果を求めたいというのであればリスティング広告は代理店に任せてしまってもいいのではないでしょうか。