前回の記事ではTwitterとはどのようなものか、Twitter広告ではどのようなターゲットに広告を配信できるのかをご紹介しましたので、今回はTwitter広告の5つの主なカテゴリーについてご紹介いたします。
Twitter広告の種類
Twitter広告の主なカテゴリーは下記の5つにわけられています。
1.プロモ広告
2.フォロワー獲得広告
3.Twitter Amplify
4.Twitterテイクオーバー広告
5.Twitterライブ
それでは、それぞれの広告カテゴリーの特徴と配信できる広告形式をご紹介します。少し耳慣れない呼び方のカテゴリーもありますが、参考になれば幸いです。
1.プロモ広告
Twitterの標準的なプロモ広告は汎用性が高くマーケティング活動の各ステージにおいて利用できます。ブランド機能(投票やカンバセーションボタンなどユーザーとコミュニケーションを取るオプション)を追加し、カスタマイズすることも可能です。また、プロモ広告は、ターゲットユーザーとのエンゲージメントを促進するために多様なメディアフォーマットを提供しています。これには、画像、動画、カルーセル広告が含まれ、各フォーマットはブランドメッセージを効果的に伝えるために最適化されています。さらに、ユーザーとの対話を奨励するブランド機能(投票、カンバセーションボタンなど)を広告に追加することができ、これによりユーザーの関与と興味を高めることが可能です。プロモ広告は、製品やサービスの認知度を高めるだけでなく、ユーザーとの直接的なコミュニケーションを促進することで、ブランドの魅力を一層強化します。具体的なメディアフォーマット(広告の形式)は以下の通りです。
- 画像広告は打ち出したい商品やサービスを1枚の写真で紹介できます。
- 動画広告は動きがあるため商品を活き活きと紹介できます。ウェブサイトやアプリに誘導したりブランドメッセージへのエンゲージメントを高めることができます。
- カルーセル広告では、広告主様が複数の商品やプロモーションを紹介したり、複数のビジュアルを通してストーリーを展開することができます。水平方向にスワイプ可能な画像や動画を最大6つ使用できます。
- モーメント広告では、一連のツイートを作成をし、まとめてプロモーションすることにより140文字では伝えきれないストーリーで心をつかむコンテンツを作成できます。
- テキスト広告は標準的なツイートのすべての要素を備えており、シンプルかつ自然にTwitterの他のコンテンツに溶け込み、フォロワーだけでなく届けたいターゲットオーディエンスにもツイートのリーチを広げることができます。
2.フォロワー獲得広告
この広告タイプは、特にブランドの認知度向上と新規フォロワーの獲得を目的としています。魅力的で目を引くデザインが特徴的で、ターゲットとなるユーザーに直接アピールすることが可能です。フォロワー獲得広告は、ユーザーがブランドのコンテンツをより見やすく、追跡しやすくするために、タイムライン上で積極的にプロモーションをしていきます。このアプローチによって、ブランドはより広いオーディエンスにリーチすることが可能になり、持続的なエンゲージメントとコミュニティの成長を実現することができます。
3.Twitter Amplify
Twitter Amplifyでは、広告主様の広告を最も関連性の高いパブリッシャーによるプレミアムビデオコンテンツと連動させることができます。Amplifyプログラムは、以下の2種類の広告フォーマットに分類されます。
- Amplifyプレロールを使うと、広告主様は15以上のカテゴリーの中から動画広告を配信する動画のコンテンツカテゴリーを選ぶことができます。カテゴリーの中には、広告が掲載される市場での厳選されたAmplifyプレロールプレミアムカテゴリーも含まれます。
- Amplifyスポンサーシップは、広告主様が選択したモーメントに1つのパブリッシャーと1対1で提携関係を結び、キャンペーン期間中はツイート単位で広告を管理できます。Amplifyスポンサーシップを利用したい場合は認定代理店にご依頼ください。認定代理店を通せば利用可能になっています。
4.Twitterテイクオーバー広告
Twitterのテイクオーバー広告は、タイムラインや [話題を検索] タブの上部に広告を独占的に表示することができます。この掲載場所は非常に良質なプレースメントであり膨大なリーチを可能にし、マーケティング活動全体で大きな成果を生み出します。Twitterのデスクトップおよびモバイル環境における「広告の一等地」を独占できるため、広告のリーチを最大限に拡大し、ブランドリフトを促すことができます。
5.Twitterライブ
Twitterライブでは、広告主様が最も重要な瞬間のライブ放送を世界に向けて配信し、オーディエンスはその瞬間にリアルタイムで参加できるのが特徴です。製品発表や会議の様子、またパーティーやファッションショーなど、さまざまなプロモーションができます。「広告の配信」というよりは、サービスのプロモーションのライブ配信という感じです。フォロワーが多い場合は、このようなライブ配信を行うことでリアルタイムでターゲットに対するプロモーションメッセージを伝えることができます。
以上が、Twitter広告の5つの主なカテゴリーです。
Twitter広告の掲載場所
次に、広告が表示される場所をご紹介します。
①プロモ広告は関連性の高いキーワードによるTwitter検索結果ページの上部に広告が表示されます。また、トレンドテイクオーバーをクリックして表示された検索結果にもプロモ広告が表示される場合があります。広告主様がプロモーションの対象とするツイートとの関連性が高いユーザーのタイムラインにプロモ広告が表示される場合があり、広告キャンペーンで設定されたターゲティング条件にマッチするプロフィールのユーザーのタイムラインにプロモ広告が表示されます。
②フォロワー獲得広告は、タイムライン、[おすすめユーザー] セクション、検索結果など、Twitterのさまざまな場所に表示されます。
③Twitterテイクオーバー広告は次のような箇所に掲載されます。
- タイムラインテイクオーバーは、ブランド広告を1日の最初の広告として会話の一番上に表示します。タイムラインテイクオーバーを活用すると世界でいま起きていることを知るためにTwitterにアクセスする利用者に対して、その日最初に見る広告を貴社のブランド広告にすることができます。
- トレンドテイクオーバー/トレンドテイクオーバープラスは、トレンドに連動して広告を表示し[話題を検索] タブで始まる会話にメッセージを表示します。トレンドテイクオーバープラスは動画クリエイティブ要素を加え、没入感を高めます。
上記の「会話」という表現がやや分かりにくいですが、これはツイートやそれに対する返信などTwitter上のやり取りのことと考えて下さればOKです。
④Amplifyプレロールは、Twitterで投稿された動画コンテンツの再生前または再生後に表示される動画広告です。またYouTubeなどTwitterとコンテンツパートナーである動画配信サイト上で本編が始まる前に表示される広告タイプです。
Twitter広告の料金について
Twitter広告には最小金額が設定されておらず、キャンペーンのために支払う金額をいつでも細かく調整できます。最低出向金額の設定がなく少額でも始められるため、1か月数千円でも運用できますが数百万円~数千万円単位で運用する企業もあり、いくら費用をかけるかは各企業の広告予算次第になります。
また、Twitter広告には以下の6つの課金方式がありますので、それぞれの目安を元に適切な課金方式を選択していきましょう。
課金方式の種類 | 費用相場 |
①クリック課金 | 1クリックあたり24円~200円 |
②インプレッション課金 | 1,000インプレッションあたり400円~650円 |
③フォロー課金 | 1フォローあたり40~100円 |
④エンゲージメント課金 | 1エンゲージメントあたり40~100円 |
➄アプリインストール/クリック課金 | 1インストールあたり100~250円 |
⑥再生数課金 | 1再生あたり5~20円 |
まとめ
検索広告やほかのSNS広告ではリーチできない層にアプローチができるのがTwitter広告です。
プロモーション広告として非常に優秀なうえに広告の最小金額が設定されていないので、気軽にTwitter広告を試せるのが嬉しい点です。プロモーションの目的やターゲット等により、成果を得るために必要な広告費用が異なりますので、もしそのような詳細な情報が知りたい方はお気軽にお問い合わせください。