リスティング広告を出したほうがいいことはわかっているけど、広告費が限られているという不動産屋さんも多くいらっしゃるかと思います。
そこで、今回はリスティング広告費の費用感についてお話したいと思います。
予算から決めるのは危険
広告予算からリスティング広告費を決定するのは実は危険です。リスティング広告はオークション形式となっており、市場によってこのくらいの相場感というものがすでに存在しています。不動産業界においては、利益率が高いこと・不動産屋さんがとても多いことから相場としては高めになっています。
それではどんな要素を元に広告費を決定していけばいいのでしょうか?
予算を決定する3つの計算方法
不動産屋さんが広告予算を決定する要素として以下の4つが重要になります。
キーワード単価から計算する
リスティング広告はキーワードに対して広告を出稿するものになります。出稿したいキーワードの相場観に合わせて予算を組まないとそもそもクリックされないなど、広告としての効果を発揮させる事が出来ません。入札するキーワードの平均金額が100円で、クリック数100回を目指すのであれば10,000円掛かるなど広告予算が決定します。
売上目標から計算する
売上目標から逆算するシンプルな計算方法です。リスティング広告経由の利益目標を1,000万円と設定したとき、広告予算はどのくらい必要なのかを計算していきます。
例えば、
1,000万円の利益を上げるために4件の成約が必要なのであれば、問い合わせを20件獲得を獲得したい。
20件獲得するには、ホームページへのアクセスを200件必要となる。
200件クリックしてもらうためにどのくらいの広告予算を必要とするのか、という要素から広告予算を決定していくことが必要になります。
損益分岐点から計算する
広告を出すことに対して広告費以上のリターンを得ることができるのか。損失に繋がらないかを心配している方は多いと思います。その際に最低限の損益分岐点を把握しておくことが大切になります。
損益分岐点で広告予算を決定するというよりは、なかなか目標の売上に届かなかったときのためにこの金額までならつかっていい、という基準を設けておくことが必要となります。広告費を利用してマイナスにならないように把握しておきましょう。
まとめ
広告はうまく利用すれば、大きな結果を得ることが可能です。そのために目標とする利益や損益分岐点を理解しておきましょう。
広告予算を決定するにはある程度の経験も必要になってきます。広告予算や広告のプランニングに関して広告代理店に頼むことも選択肢として持っておくといいでしょう。