不動産店舗への集客に直結する方法としてMEO対策が効果的な事はすでにご存じかと思います。でも、いざ対策をやろうにも専門知識がないため専門業者に依頼する企業が多く見られますが、実は自分でもMEO対策することができます!
このページでは自分でMEO対策をおこなうやり方とコツをご紹介します。
MEO対策には「Googleマイビジネス」への登録が必須
MEO対策を自分でおこなう場合、費用がかかりません!実は、やり方もコツさえ押さえればとても簡単です。
MEO対策は「Googleマイビジネス」へ必要情報を登録さえすれば出来る事なので、さっそくGoogleマイビジネスへの登録作業をおこないましょう。
登録方法はとてもシンプルです!!
Googleマイビジネスの登録の流れ
1.Gmailアカウントにログイン(Gmailアカウントを持っていない場合はGoogleアカウント作成をしてください。)
2.Googleマイビジネスにログイン(URL:https://www.google.co.jp/intl/ja/business/)
3.店舗名・ビジネス所在地(店舗住所)・マップで所在地の設定
4.ビジネスカテゴリ・連絡先を設定
登録はたったこれだけです。
ただ、登録後に店舗のオーナー確認も必要なため、以下の作業もあわせておこないましょう。
Googleマイビジネスのオーナー確認
1.貴社の店舗名をGoogle上で検索
2.Google検索結果の画面で貴社の情報が表示されたら、①「このビジネスのオーナーですか?」をクリックし、②「このビジネスを管理する権限を持っており、利用規約に同意します」を選択
3.「確認コード」を受け取り、Googleマイビジネスの「オーナー確認を行う」の画面へ「確認コード」を入力
なお、確認コードの受け取り方法は3つです。
■電 話→『通話』ボタンをクリックした数秒後にビジネスの電話番号に電話がかかってきます。自動音声にて5桁程度の確認コードが流れますのでメモをとってください。
■郵 送→『郵送』ボタンをクリック後、Googleから確認コードが印刷されたハガキが2週間程度で届きます。ここで1つ注意していただきたいのが、この依頼をかけた後にビジネス情報の編集を行わないでください。確認コード自体がエラーとなる場合がありますので気をつけましょう。
■メール→すでにGoogleマイビジネスに公式ホームページに記載の代表メールアドレスが登録されている場合のみ選択が出来ることがあります。メールの選択肢が表示されていたら「メールによる確認」をクリック後、Googleマイビジネスに登録済みのメールアドレスで「登録コード」を受けとる事が出来ます。
さて、オーナー確認まで終わったら、Googleマイビジネスの店舗情報を編集していきます。
店舗情報は、実際にGoogleで表示される文章になるため、MEO対策上とても重要です。ポイントは、なるべく多くの情報を正確に入力することです。
不動産の店舗であれば、営業時間、定休日、店舗サイトのURLなどを漏れなく入力しましょう。登録情報が多い分には問題ないのですが、少ない場合はMEO対策で不利になることがあるので注意してください。
なお、登録情報は適度な更新も必要です。正確な情報の更新が、MEO対策に有利に働きます。特に営業日や営業時間は変更があり次第、情報を更新するようにしましょう。
※注意※ Googleマイビジネスで編集して登録した情報は、早ければ3日以内でGoogle検索やGoogleマップに反映されるので、貴社のサービス情報を見たお客様に誤解が生まれないよう、正確に情報を入力してください。
MEO対策ポイント①Googleストリートビュー(屋内版)で写真を掲載
Googleマイビジネスの登録を終えると、Googleストリートビュー(屋内版)を使えるようになります。店舗の中の様子や雰囲気も見込み顧客が足を運ぶか決める大事な要素です。自分の店舗の写真を撮り、掲載しておきましょう。
MEO対策ポイント②投稿機能の利用
Googleマイビジネスには投稿機能があり、自由に最新情報を発信したり更新したりできます。積極的に利用しましょう。
MEO対策ポイント③ユーザーと口コミでコミュニケーションをとる
Googleマイビジネスでは、ユーザーが店舗へ口コミを投稿することができます。口コミには返信もできるので、できるだけ真摯に対応しましょう。Web上での親切なやり取りを見た人は、来店してくれる可能性が上がるからです。
MEO対策で重要なキーワード選定の方法
ここからがMEO対策の本番です!
Googleマイビジネス内の情報が、MEO対策上有利になるように最適化していきます。まず大事なのが顧客が検索画面上でどんな言葉を使って不動産の店舗を検索しているか確認することです。検索する際の言葉のことを「検索クエリ」といい、そのなかでも特に重要なものを「キーワード」と呼びます。キーワードをGoogleマイビジネスの店舗情報へ入れ込めば、Googleのマップ専用エリアで上位に表示されやすくなるので忘れずに入力してください。
キーワードの選定方法
MEO対策は見込み顧客が「業種名+地名」で検索したときに検索結果ページ上部のGoogleマップエリアに表示するための方法ですが、前提として、検索する人はどこに店舗があるのか知りたがっています。ですから「不動産 地域名」が優先するべきキーワードとなります。しかし、検索する人が全員「不動産 地域名」というキーワードを使うとは限らないので、類似するワードも調べておきます。方法は簡単でGoogleの検索画面で「不動産 地域名」と入力すると、Googleが提案する他のワードが下に並びます。これらのワードは一緒に検索されることが多い単語なので、キーワードとして扱います。不動産店舗の場合は、地域名にプラスして、戸建てやアパートなどの不動産条件が重要なワードになることが多いです。
ピックアップしたキーワードが多くなってしまい、どれを優先するべきか自分で判断がつかなければ、月間にどれくらいの人数がそのキーワードで検索しているかわかる無料ツールの「goodkeyword」や「キーワードプランナー(Googleの提供サービス)」などの利用もおすすめです。月間の検索ボリューム(人数)が多いキーワードを優先して店舗情報に記載しましょう。
キーワードを入れるべき場所
キーワードはページのタイトルや店舗紹介文に入れてください。コツは自然な文章にするということです。顧客来店のためにも、読みやすい文章を大前提にしてください。キーワードの個数の上限は特にありませんが、同じ単語が店舗情報に繰り返し出てくると、逆にページの評価が下がる場合があります。不自然な単語の重複というやり方は避けてください。
MEO対策にはインターネット上での他媒体への露出が重要
MEO対策においては知名度が重要な武器になります。知名度が高ければ、店舗情報が検索画面のマップエリア上部に掲載されやすくなるでしょう。
MEO対策における知名度がある状態とは、インターネットのさまざまな場所に店舗の情報が載っていることです。スキマ時間に自分で出来るブログやSNSなど、いろいろなやり方で積極的に店舗の情報を発信していきましょう。
しかし、情報発信の方法にもコツがあります。それは、文章中にGoogleマイビジネスに入力したキーワードを入れることです!同じキーワードを入れることで情報の関連性も高まりMEO対策の効果が期待できます。さらに、その投稿自体を見込み顧客に見つけてもらうことができて一石二鳥です。来店につながるよう、重要な投稿には店舗ホームページのURLも記載することをお勧めします。
インターネット上で知名度を広げるために、いろいろな媒体で店舗の情報を載せることは重要ですが注意点もあります!!
同じ投稿を何度もしたりブログで同じようなページをいくつも作ったりすると、逆にGoogleからの評価が下がりMEO対策上よくないので避けてください。それから店舗のURLについても、基本的にさまざまな場所に設置してあることは、ユーザーの利便性につながりますが、あまりに多くのページに不自然に設置するとGoogleからの評価が下がってしまう可能性があります。情報の発信はあくまで顧客目線で適度に行いましょう。
SNSメディアとMEO対策の連携
地域に根ざす店舗ビジネスにとってSNSは顧客と直接的にコミュニケーションを取り、ブランドの認知度を高めるための有力なツールです。Googleマイビジネスとソーシャルメディアプラットフォームを統合することで、より広範な顧客へアプローチし、顧客エンゲージメントを強化することが可能になります。
SNSを活用することで、ビジネスのプロモーションだけでなく、顧客からのフィードバックを得やすくなります。例えば、FacebookやInstagram、Twitterといったプラットフォーム上でキャンペーンやイベントを宣伝し、フォロワーからの直接的なレスポンスを通じてリアルタイムで顧客の声を聞くことができます。これにより、顧客のニーズに迅速に対応し、サービスの向上につなげることができます。
さらに、SNSの投稿にGoogleマイビジネスで用いているキーワードを組み込むことにより、SEO効果を増すことが可能です。これは、ソーシャルシグナルが検索エンジンランキングに間接的な影響を与えるため、SNS上での活動が検索結果の向上に貢献するとされています。
また、SNSを利用して顧客と積極的にコミュニケーションを取ることで、ブランドへの信頼性やロイヤリティを高めることができます。顧客とのコミュニケーションを通じて得た貴重なフィードバックは、サービス改善や新たなマーケティング戦略の策定に活用することができるでしょう。
このように、SNSの統合は、MEO対策を超えて、ビジネスのオンラインプレゼンスと全体的な市場戦略を強化するための重要な手段です。MEO対策とともに、SNS戦略を見直し、それを最大限に活用することで、地域社会におけるビジネスの成功をさらに促進することができます。
まとめ
スマートフォンの使用率が増加し、近くにある店舗を気軽に検索で探す人が増えています。MEO対策はそのニーズを満たし、効率的に集客できる方法です。不動産店舗への集客を増やしたいのであれば、これを機会にぜひ挑戦してみましょう。