現在はスマホやパソコンを使用して情報を入手する時代になり、集客方法も紙媒体からWebが中心となりました。そのWeb集客には「無料」でできる施策と「有料」でできる施策がある事はご存じでしょうか。
どちらが良いか?ということではなく、「無料」「有料」のどちらにもメリットがあり、効果的なWebマーケティングのためには両方を使いこなしていくことが重要です!
1.Web集客対策の「無料」と「有料」の違いとは?
無料と有料のWeb集客対策の大きな違いは効果を感じるまでの期間の長さです。
コストをかけた有料のWeb集客対策であれば、早ければ数日で集客効果を感じられることもあります。
それに対して無料のWeb集客対策の場合は、どれだけ正しい方法でWeb集客対策をしても、効果が実感できるまで数か月の時間がかかることを想定しなければなりません。
効果が早い有料の対策だけを行えば良いと感じる方もいるかもしれませんが、Web集客対策のコツは、無料と有料の集客対策を上手に組み合わせて使っていくことです。決して有料の集客方法が、無料の対策よりも優れているというわけではありません。
では無料と有料のWeb集客対策の具体的な方法について見ていきましょう。
2.「無料」でできるWeb集客対策
無料のWeb集客対策としては、次のような方法があります。
●SNSで情報発信
●SEO対策で自社ホームページの上位表示を目指す
SNSで情報発信
今やSNSの国内月間利用者数はFacebook2,600万人、Twitter4,500万人、インスタグラム3,300万人、LINE8,200万人…と非常に多くの人が使用しています。SNSは個人だけでなく企業も当然無料で使用できるので、企業用のSNSアカウントを取得することを強くお勧めします。
不動産会社であれば、見込み客に自社で行なうキャンペーン情報や新しい目玉となるような物件情報などをFacebookやTwitter、インスタグラム等のSNSを利用して発信し続ければ集客につなげることができます。そしてSNSの集客対策ポイントは、どうすれば情報が拡散されフォロワー数を伸ばせるのかです。
単純に情報を発信すれば良いわけではなく、顧客ユーザー像(ペルソナ)を考慮して投稿内容や情報の出し方を考えて自社のファンを増やしていく努力が必要です。なかなかフォロワー数を増やすのは骨の折れる仕事なので、長い目で見て試行錯誤しながらフォロワー数を獲得していきましょう。
SEO対策で自社ホームページの上位表示を目指す
SEO対策とは「Yahoo!JAPAN」や「Google」のキーワード検索の際に検索結果上部に自社ホームページを表示させるための対策です。見込み客を自社ホームページに多く集めることで、ホームページが貴社の営業マン代わりとなってくれるので、無料でWeb集客をするにはSEO対策は必要不可欠です!
SEO対策を施したコンテンツを自社ホームページに追加して日々のページ閲覧数を増やし、更新を継続的に行う事によって検索エンジン評価を高めることができます。検索エンジンの評価が高いと自ずと上位表示されやすくなるので、見込み客がよく検索しそうなワードやニーズを検討し、良質なコンテンツを継続的に追加していくことがSEO対策には何よりも大切です。仮にSEO対策した良質なコンテンツを追加したとしても、集客効果を感じるまでには、施策スタートからある程度の時間がかかることだけ念頭に置いておきましょう。
3.「有料」のWeb集客対策
無料の集客対策は多くの手間暇がかかりますが、少しでも早く集客したい方は有料のWeb広告を検討してください。一昔前の広告はテレビ番組の間に流れるCMや新聞の折込チラシ、各雑誌の広告欄を思い浮かべるかもしれませんが、ネット社会になった現代ではあまり現実的な方法ではありません。最近のWeb広告は多種多様な広告媒体が増えており、Web広告での集客効果を得ている企業も多いです。
近年の代表的なWeb広告は下記のような種類があります。
●SNS広告
●リスティング広告
●プレスリリースや有料メールマガジンを利用した広告
●インフルエンサーを通じた広告
SNS広告
Twitterやインスタグラムなど、SNSには有料で広告を出稿できる広告枠があり、最低限の審査はありますが、料金を支払うことで広告を載せることができます。
SNS広告は若年層だけでなく大人にもしっかりアプローチができるため、最近では様々な広告主が利用しています。不動産物件のWeb広告もここ数年でよく目にするようになりました。
リスティング広告
Web広告といえば「リスティング広告」と言えるほどスタンダードなWeb広告で、多くの企業が利用しています。このリスティング広告は、指定した検索ワードを調べた人に自社のホームページを表示させたり、指定したホームページの広告枠に自社の広告を表示させることが可能な広告です。
例えば、新宿にある不動産を探したい場合「新宿 不動産」「新宿 新築戸建て」で調べたときに自社ホームページを検索結果に表示することができれば、多くの見込み客の目に触れることができるので貴社に問い合わせが入る可能性が高くなります。
メルマガ広告
メルマガ広告とは、その名の通り定期的にユーザーに届けているメールマガジンの上部と下部を広告枠として販売しているものです。メールマガジンが届いているユーザーの属性を意識した広告を配信することで高い効果を得ることが可能なので、貴社のターゲットを明確にしてからメルマガ広告を依頼しましょう。このメルマガ広告は衰退していると言われていますが、まだまだ効果のある手法です。
インフルエンサーを通じて広告を出す
インフルエンサーとは、SNSでたくさんのファンを持っている人たちのことです。最近は有名な方だと影響力は芸能人を超えるとも言われています。
インフルエンサーを通じた広告とは、多くのチャンネル登録者を抱える著名なYouTuberやインスタグラマー等に自社の情報を発信してもらう方法で、当然、広告である事をユーザーは知っていますが、有名なインフルエンサーであるがゆえに抵抗を感じることなく情報を受け入れてくれるため、その影響力は計り知れません。
実際、すでにチャンネル登録数が数十万から100万人以上であるYouTuberの中には、不動産物件を動画にしている方も複数出てきています。
これまでにご紹介したWeb広告には、テレビや雑誌にはない共通したメリットがあります。それは広告を表示させたい相手を選択できるという事です。
例えば、SNSであれば10代前半の利用者もいますが、不動産の広告を10代前半のユーザーに見せても意味はありません。SNS広告・リスティング広告・メルマガ広告はユーザーの年齢や趣味、職業、地域などを指定して広告を出稿できるため、高い効果を期待できる広告と言えます。
4.まとめ
すぐに効果がでる有料の集客施策と、中長期的な効果を期待できる無料施策を上手に組み合わせることがWeb集客の秘訣といえます。どちらか一方を行うのではなく、同時に対策を行っていきましょう。